- 出向元企業
- 訪日外国人旅行者を専門としているが、観光バスが運行できない状況。バス運転手を解雇してしまうとコロナ後に新たに確保しようとしても難しいことは明らかなので、出向を活用して雇用維持を図りたい。
- 出向先企業
- 精密部品を専門として輸送しているが、運転手が慢性的に不足しており充足できていない。観光バスの運転手であれば、精密部品輸送に求められる丁寧かつ繊細な運転が期待できるので、出向として受け入れたい。
従業員の籍を自社(出向元)に置いたまま、別会社(出向先)の業務に従事させるしくみのことです。
派遣元企業とのみ雇用契約を結ぶ派遣労働とは違い、在籍型出向では、従業員は出向元・出向先両方の企業と雇用契約を結びます。
コロナ禍で一時的に事業縮小した企業の雇用維持と慢性的な人手不足の業種が一定期間労働力を得るしくみとして、注目を集めています。
「もっと詳しく(マンガでわかる!在籍型出向)」に記載されている産業雇用安定助成金による
雇用維持支援に係る措置は、現在廃止されています。
一時的に雇用過剰となった企業が従業員の
雇用を守るために、人手不足等の企業との間で在籍型出向(雇用シェア)を
活用しようとする場合に、双方の企業に対してマッチング支援を無料で行っています。
産業雇用安定センターは、1987年、労働省(当時)、日経連、産業団体などの協力により、設立されました。
以来30余年にわたり「失業なき労働移動」を掲げ、雇用に係るセーフティネットとして出向・移籍を支援しています。
産業雇用安定センターでは様々な業種・地域にて、双方の課題を解決するマッチングを行っています。
在籍型出向の幅広い可能性をご提案します。
マッチングのために、産業雇用安定センターではあらゆるステップで専任コンサルタントが支援します。
産業雇用安定センターは、全国47都道府県に事務所があります。お近くの事務所にお問合せいただけましたら、各地域の担当者からご連絡させていただきます。